明日まで有効の18きっぷ5回目分を使って、常磐カシオペア撮影と鹿島臨海鉄印収集の日帰り旅へ。駅までの道は一昨日に降った雪が少しだけ残り、凍結していた。玉川学園前5:30発（8008）は、新百合ヶ丘から急行新宿行になる楽チンな電車だ。乗車した8000形妻面には、2011年小田急車両工場のシールが貼ってあり、更新から10年以上過ぎているのが分かる。引退の噂も出ているが1000形に先を越され、クヤ牽引の運用も始まったのでどうなるのだろうか。新宿6:05着。JRの改札口で18きっぷに日付を入れてもらう。新宿6:09発（モハ235-80）山手線も空いている。空が白みはじめた頃に上野着6:35。中央改札口の無愛想な駅弁屋の兄ちゃんから駅弁を買って10番ホームへ。人気のない地上ホームを水戸方へ歩く。先端に近付くと、少年時代上野口特急が沢山走っている頃、よく撮影に来た場所である事を思い出した。

　6:45水戸行が入線。折返し運転で清掃のため、少し待たされたあと乗車アナウンスがある。15両だが先頭5両は土浦止まりとの事なので、前から6両目の10号車のクロスシートにおさまる。

　上野7:02発（クハ531-14）ここから2時間鈍行の旅だ。上野発車時はガラガラだったが、一駅毎に乗車があり、ボックスシートも相席で埋まる。カシオペア撮影者が人気のある駅のホーム先端や駅間の撮影地に10名ずつ固まっているのが見える。混んでいるので駅弁を食べるタイミングを失ったまま土浦着。前5両解放のため5分停車。高浜では特急待避のため5分停車。車内も空いてきたので、やっと朝メシだ。上野で買った日本ばし大増の唐揚げ弁当980円は予定外。家を出る前にチキン弁当を喰うぞと決めていたが、駅弁屋で隣のコイツに目移り。なにしろ日本唐揚協会監修＆高知県産宗田節と柚子こしょう味と謳われていれば試さない手はない（値段もチキン弁当の80円プラス、てかチキン弁当って昔は500円位だったよな～）。宗田節醤油味はモモ肉、柚子こしょう味はムネ肉とこだわった作りでどちらも美味かった。特に柚子こしょう味は上品な味で気に入った、次回もチキン弁当ではなくこちらを選んでしまうだろう。ここまでで撮影者が30名で一番人気の偕楽園陸橋をくぐり、水戸9:00着。

　3番ホームへ回り、またしても531系に乗る。水戸9:09発（クハ531-4007）ボックスは埋まっているので4人掛けロングシートへ。東海で特急待避で10分停車。

　いわき10:50着。北口のタイムズにレンタカーに乗換える。カーシェアリングは24時間いつでもセルフで借りれるので便利なことこのうえない。8号線バイパス経由で四ツ倉の撮影地には20数分で到着。目指す丘の上には10人ほどの固まりがあり、そこを目指して藪こぎする。ヘトヘトになって誰もいない3段目到着。最上段にいる人に「もっと奥の大俯瞰している人のフレームに入ってしまう」と教えてもらい、もう一段上がる。2段目の先にいたお兄さんに混ぜていただく。


　四ツ倉12:09発車だが、上リの特急が遅れたので、カシオペアも遅れて通過。そのためいわき12:48発鈍行には間に合わなそうだ。来たときの逆ルートで慎重に丘を下りる。草と土を払ってレンタカーに乗る。道は混んでいないがダラダラと走り、いわき駅12:52着。レンタカーを返すと返却完了メールが届き、2時間で2,000円ちょっと、タクシーを使うより全然安くて便利だ。次の鈍行まで50分弱出来たので、賑やかな南口に回って昼メシを喰う事にした。


　朝が唐揚げ弁当だったので、ホルモン屋に引っ張られたが、ランチメニューが多くありそうな隣のやきとり屋大将へ。そんなに時間の余裕が無いので、早く出来そうな豚玉丼660円を頼む。他のランチメニューやつまみメニューも美味そうなものばかりで、肉豆腐やもつ煮にそそられた。


　豚玉丼は白メシでなく、醤油味の牛蒡メシの上にのせられていた。美味くないはずはなく、ワシワシと掻き込んだ。うーん、こういう店でつまみをいろいろ頼んで飲みたい。BGMの昭和歌謡も良かった。改札横のいわきチョコレート屋でチョコ4個入をおやつに買って改札に入る。丁度、水戸行が到着し、3号車のボックシートに座る。いわき13:48発（モハ531-14）。常磐線は大体の駅にヤード跡と引き込み線跡があるが、工場跡は見当たらないことが多く、何があったのか気になる。水戸15:17着、改札を出て鹿島臨海鉄道の切符を購入しホームに戻る。日陰の線路には一昨日の大雪の名残があった。